箱ゲーマーの雑記

SCARLET NEXUS (スカーレットネクサス) の全実績を解除したので、感想、評価をまとめます。

幼い頃に怪異討伐軍に命を救われた少年ユイト・スメラギは、自らも人々を護りたいと願い怪異討伐軍へ入隊する。彼は自身の力である「念力」を駆使して、脳とテクノロジーが発達した世界「ニューヒムカ」を舞台とした戦いに立ち向かう。そして時を同じくして怪異討伐軍に入隊した少女カサネ・ランドール。彼女もまた「念力」の力を駆使して、ニューヒムカを取り巻く戦いの渦に身を投じる。

…Microsoft Store より引用

SCARLET NEXUS (スカーレットネクサス) は、株式会社バンダイナムコエンターテインメントより2021年6月24日に発売されました。ゲームのファイルサイズは17.4GB程でした。

プレイ時間は45時間程、GamePassでプレイしたため購入はしておりません。

青少年向けのストーリーですが、オジさんでも楽しめました。

どこかの漫画やアニメで聞いたような内容の詰め合わせ感はありますが、大変よくまとまっております。

かなり深刻な状況で、先が気になる展開です。

ただし専門用語や登場人物が多いので、やや頭に入って来にくいところはあります。

グラフィックスは1世代前レベル感はありますが、アニメ調でシンプルなデザインは綺麗です。

UI が古臭く、アイテム数が多いことも有り、メニュー画面を見るのが辛かったです。結局ほとんど見ることがないままでした。

それから、自キャラの足が遅いうえ、マップが無駄に広いのは気になりましたね。戦闘を増やしたかったのか、時間を間延びさせたかったのか分かりませんが、とにかく疲れます。

あとサイドミッションにストーリーが無く、『○○の敵を××で倒せ』ってだけなのは驚きました。もうちょっと頑張れなかったのか。

戦闘については評価が難しいですが、とても良く出来ているとは思います。

ですがアクションゲー好きな私としては、あまり楽しめませんでした。

具体的には以下のような理由です。

自キャラの移動速度が遅いこと、基本攻撃の踏み込みが小さいこと。このため敵に攻撃が当たらないことが多くありました。ジャスト回避後の反撃も同様に、届かないことが目立ちます。

基本攻撃モーションは長いです。それにも係わらず、キャンセル回避が出来ません。これにはとてもストレスを感じました。

また、回避については、ジャスト回避を失敗すれば、ほぼ被弾という感じでした。敵の攻撃範囲が広く、誘導性も高いためです。

基本的に敵は硬く設定されており、弱点を突くことで大きなダメージを与えられるようになっています。しかし、この弱点に基本攻撃を当てるのが非常に難しいです。

敵を視点ロックすると、攻撃は敵本体の中心に向かって行きます。例えば獣型の敵で尻尾に弱点があるような場合、尻尾に回り込んで攻撃しても、胴体の方に吸い込まれていきます。(1撃目は当てられるが、2撃目以降は胴体に当たる)

ちなみに視点ロックを解除しても、1撃当てると自動的にロックされるので、これも問題に思いました。

アクションゲームとして致命的に聞こえますが、これらは超能力 (≒スキル) を使うことで、ほぼ解決します。つまり戦闘は超能力ありきの調整になっているのです。

基本攻撃は、超能力ゲージの回復と、敵への状態異常付与が主な用途になります。それ以外は常に超能力を使って攻撃します。

これを受け入れられるかで、評価は変わってくると思います。

基本攻撃と超能力の比率は、1：9くらいの印象でしたが、私は7：3 くらいであって欲しかったです。

超能力ゲーで構わないのですが、基本部分はもう少し作り込んで欲しかったですね。

50時間程で全解除できますし、特に難しいものは有りませんでしたが、最後に面倒くさい作業系の実績が残るため、非常に印象が悪いです。

2人の主人公で1周ずつクリアする過程で、ほぼ全ての実績を解除できます。

サイドクエスト30個クリア、全員に全プレゼントを渡す、全員の絆をMAXにする、スキルを全て習得する (レベル上げ)、辺りが残ります。これらが絶望的にダルかったです。

全員にプレゼントを渡す作業だけで2時間くらい掛かりました。これは本当に酷いですね。

戦闘は好みが分かれると思いますが、普段アクションゲームをやらない方でも爽快に楽しめると思います。

1万円払って買うか？と聞かれたら絶対買いませんが、Game Passで出来るならこれ程素晴らしいゲームは無いと思います。おすすめです。

ところでキョウカさん可愛い過ぎませんかね。

以上です。